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OCDの治療法

OCDの治療法

OCDを治療するには

精神科の病院・クリニックを受診しましょう

OCDは、適切な治療によって改善する病気です。ただし、症状の程度や現れ方は人によって違うので、しばらく様子をみようと放っておいたりしがちですが、自己判断や素人療法を行ったりするのは、かえって病気を悪化させることにもなりかねません。OCDの治療は、発症後できるだけ早く始めることが大切だといわれています。

OCDの治療はすこし時間がかかります。通院しやすい地域にある「精神科」や「精神神経科」「心療内科」などの病院やクリニックを探して受診しましょう。そして、自分は本当にOCDなのかどうかを、まず専門医に診断してもらいましょう。

以前は、OCDは治りにくい病気と考えられていました。しかし、OCDという病気がどのようなものかわかってくるにつれて治療法もわかってきました。主な治療法には、薬物療法と認知行動療法があります。どちらの治療も専門医の指導のもと、時間をかけて行ないます。OCDへの認知行動療法は、医師が行う場合と医師の指示によって心理士が行う場合とがあります。現在、こうした治療で7~8割の方が、日常生活を送るのに支障のないレベルまで改善しています。ただし、現状では、薬物療法に比べ、認知行動療法を行う医療機関は限られています。

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治療の内容と取り組み方

OCDの治療は、薬による治療の場合も認知行動療法による場合も、基本的には通院治療になります。通院で治療を受けられる場合は、できれば休職したり休学したりせず、これまで通りの生活を送れるとよいでしょう。休職や休学をして、自由に使える時間が増えることで、強迫症状にとらわれる時間が長くなるということもあります。OCDの治療は時間をかけて行われるので、あせらずに治療することが大切です。

ただし、定期的に通院することが難しい場合や症状が重く自宅にいると家族への巻き込みが激しい場合、重いうつ病を併発している場合など、入院して治療したほうがよいこともあります。

本当は手洗いや確認といった強迫行為をしたくないのに、止められない現実に対して、「こんなことをしているのは自分だけだ」「自分は異常なんだ」と思い込み、一人で悩んでいる人は少なくありません。しかし、OCDは昔からよくみられる病気ですので「自分だけ」と考えず、気になる症状があったら、医療機関や家族に相談をしてみましょう。また、都道府県や政令指定都市には精神保健福祉センターが設置されています。ここでは、地域の精神疾患に関するさまざまな情報を把握しており、問い合わせや相談にも対応してくれます。

治療をしていく間には、改善の実感が得られず落ち込む日やいったんよくなったものの再び強迫症状にとらわれてしまう日もあるかもしれません。そんなときにも、自分を責めたりしないでください。次の日から改めて治療に取り組めばよいのです。